額田歴史の散歩道(額田城跡保存会員)

真壁氏は真壁には住んでいないんだよと真壁の住人。額田の阿弥陀寺に一軒ある。
真壁氏は先祖は高望王の嫡男常陸大擾平国香より出、その７世の玄孫多気大擾
眞幹、常州真壁郡を領す。真壁六郎と号す。これより久幹まで１６代真壁の城主たり。
然るに永禄年中より志を当家(佐竹家)に通し、小田天庵を滅ぼし、終に氏幹兄弟ご当家に参る。その子左衛門佐房幹およびその子掃部助重幹、お国替えの時(秋田移封)秋田へ御供、角館に天英公の時二番座に着せらる。寛文１２年光幹久保田へ移り、東中城に住す。
享保３年にその子又十郎早死にし、宇都宮家より二男を以って養子とし、
掃部介康幹となり佐竹家家老となる。宝暦６年１１月解職、その子、義篤公ご家老となる。秋田名家家譜『鷹の爪』より名古屋市小原氏より提供。