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額田歴史の散歩道(額田城跡保存会員)

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2008年05月29日(木)

久昌寺日乗上人日記の光圀の額田とのかかわり

久昌寺の日乗上人日記より光圀公との額田の関わり。
1、 元禄4年12月14日、浄光寺に光圀公御成、額田の浄鑑院、少林院、蓮華寺、大聖院等来られる。ちなみに、浄鑑院は水戸備前町に心光寺あり。武田信吉の菩提所で久慈郡向山に移し、規模拡大、浄鑑院と称した。光圀の招請で益誉融心が住職となる。元禄2年のことである。元禄12年没。

2、 元禄5年3月11日一乗院に光圀公御成、ちなみに一乗院は報恩寺末である。

3、 元禄5年3月24日 ぬかだ浄鑑院御成。午前より行く。8つの頃御成。ぬかだ心観寺(応栄山薬王院心岩寺―――常福寺末)、阿弥陀寺など参られし。おもてなしいかめしくセラル。

4、 元禄5年8月23日 巳の比、ぬかたへ御むかいのため参る。
十坊は太田までいづる。
市十郎所にて御昼休みの由なれば
市十郎所へゆきて待ち奉る。午過ぐる比御着。
僧正はじめ何れも喜び給う。
注、十郎は額田に住んでいた豪農
5、 元禄6年3月25日
ぬかた向山へ御成。布蔭の儀式あり。午後帰る。市十郎所にて饗応し侍る。
6、 元禄6年4月12日 額田隣聖院へ御成。衡庵の後より御成にて予も道へ出て奉待。
午過ぐる比出御。少林、□桜、大聖(白羽)等参る。ぬかたにて浄鑑院並びに快立等其の他末山同門衆など出づる。住持ち饗応種種ご馳走不及記。
7、 元禄6年5月2日 ぬかだ観音院、良甫同道にて来詣。(うんどん2袋持参)も来られたし。物ととのえて酒すすめて帰す。
8、元禄11年3月7日 ぬかだ阿弥陀寺に光圀公御成の記述あり。
9、元禄12年3月9日 佐竹寺御成、島の正戒院、阿弥陀寺、梅松院呼ばれる。
10、元禄12年4月 少林庵にて桜見、祭礼で阿弥陀寺、帰願寺も駆けつける。
11、元禄12年4月28日 今朝、信源院殿法事ぬかだに有ける。大君ご参詣ノ由。
12、元禄12年9月26日、巳下ぬかだ御着なり。市十郎所へ被為入、市十郎は京へ上りて有し、親市兵衛、御をうけ、かいがいしくしける。御そばゆ上る。ご近習迄不残、下々に酒のませける也。

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