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額田歴史の散歩道(額田城跡保存会員)

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2008年05月29日(木)

古宿町山車の歴史

額田古宿町山車館
報告者 額田北郷 小田部一彦

額田古宿町の山車は明治のはじめ、13軒の町内の有志により造られたと聞いております。製作も10年を要し、大変な有様でした。なぜなら、支払いが現金でなく米で支払ったといわれています。後藤氏や大森氏(杉村 現在の那珂市杉)といった宮大工とされる人により、作られたようです。ここの鈴木家は御殿で知られる鈴木家住宅の分家であったといわれます。代々名士を輩出し、村長さんやチルドレンズホームの創始者の生家です。現在、古宿町は新道一、新道二、古宿南、古宿北ですが住民の協力で3年前の大祭礼のときに建てられました。今年も7月末、5町内の山車がお目見えするとのことです。最大の大掛かりな祭りは大正9年村中総出で親戚を招き、盛大に行われました。当時の写真を館内に作りましたのでご覧ください。当時の額田村は那珂市の地区で人口が最も多く、郵便局も最初にでき。高等小学校がありました。90才になる父が東海の村松や石神からも通ってきたんだといっています。額田城の南に位置する有が池は水が満々とあり、柄目町や新地町の有が池の岸の家にはどこにも船を所有し、小学生でも船か漕げたので向う岸まで渡れて連れていってもらったといっております。そういう時代額田は栄えていたといえます。造り酒屋、茶問屋、紺屋、宿屋等があり多くの屋号の商家がありました。このような背景の村として勢いがあったのでしょう。過去に火事や保存が家々で紛失した雨漏りで腐ったりして今は13台完全ではありません。額田地区として将来、保存や組み立てが大変なので、那珂市額田山車会館ができればと思っています。拙書
額田歴史の散歩道から写真を掲載しましたのご覧ください。

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